不安解消をラボのテーマに据えようと考えた理由



 人はなぜ不安を感じるのでしょうか。それは遺伝によるものなのか、あるいは環境や教育によって育まれるものなのか、私にははっきりとはわかりませんが、いずれにしても、私は人一倍不安を感じやすい性格ということは確かです。

 思い返せば、子どもの頃からそうでした。習い事に行くだけで緊張し、受験、研究や就職では、心拍数が人の2倍で生きているような感覚でした(一生のうちで心臓が鼓動できる回数は決まっているらしいので、だいぶ寿命が縮んでいるかもしれません)。

 それでも周囲の支えもあり、なんとかそれぞれの壁を乗り越え、結果的には良い大学を出て良い就職先に勤めるというエリートな人生のレールを進むことができました。

 ただ、それは同時に、不安に振り回される人生でもありました。努力の原動力にもなり得る不安ですが、「過ぎたるは及ばざるが如し」とはよく言ったもので、強すぎる不安により本当にやりたいことを避けてしまったり、取り組んでも「これを今やっていて良いのだろうか」とイマイチ自信が持てずに手が止まってしまったり、楽しめるはずの時間すら不安を感じていました。ふと振り返ると、「ハッピーだった」と素直に言える時間の割合が少ないことに気づきました。悔しくも時間を戻すことはできません。

 相変わらず今日も不安を抱えて生きています。出勤前にはメンタルヘルスや資産形成の動画を見て気を紛らわせ、帰宅すれば明日のことを考え、週末には将来の不安からお金の計算をし、日曜の午後には月曜のことを考え始めてしまいます。

 しかし最近になって、学んだことや考えたことが蓄積してきた感覚が芽生え始めました。これらの知見を共有していくことで誰かの役に立てたら、私が不安を感じた時間に価値を持たせることができる気がしました。そんなわけで私は、過去の自分を救うつもりで不安解消をラボのテーマに据えようと思いました。

 もしかしたら、このブログを読んでくれているあなたも、私と同じように不安を感じやすい方かもしれません。そんなあなたに、これから少しでも寄り添える言葉や不安解消のヒントを届けられたら、これほど嬉しいことはありません。
 
 不安解消ラボ.comでは、「知って防ぐ」アプローチで不幸を防ぐためのツールや情報を発信しております。ぜひ一度、足をお運びください。


今後ともよろしくお願いいたします。

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